PCB廃棄物処理って? |
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2005年11月22日、PCB処理工場「日本環境安全事業(株)北九州工場」を見学しました。

ポリ塩化ビフェニル(PCB)は、1953年頃から製造が開始され、燃えにくく電気を通さない性質で、変圧器(トランス・コンデンサ)や蛍光灯部品など電気機器、複写紙などに幅広く利用されてきました。しかし、PCBは猛毒ダイオキシン類の一種で、1968年には、PCBが混入した米ぬか油によるカネミ油症事件が発生し、環境汚染が大きな社会問題となり、1972年に製造・輸入が法律で禁止されました。
今回、見学した北九州エコタウン内のPCB処理工場は、100%国が出資した企業で、中国地方、九州、沖縄の17県に保管されているものを処理しています。
分解後に残る油や金属類、ガラス、固形残渣などはリサイクルされますが、処理料金は大きなトランスの場合で400万円程度かかり、中小事業所には高額でPCB保管者の負担は大きいといえます。
市民の厳しい条件つきで設置が決まった
PCB処理工場の設置については、地元住民の心配の声が強く処理方法などいくつかの厳しい条件がつけられ、監視委員会も置かれています。条件の1つに工場の情報公開があり、すべての部屋を誰でも見ることができ、PCBの輸送行程も知ることができます。
見学後浮かび上がった課題
2001年に制定されたPCB処理特別措置法で、保管事業者は都道府県への届け出が義務付けられ、福岡県は処理計画を策定しました。しかし、見学後に次のような課題が浮かび上がりました。
@処理計画は届け出・登録されたPCBのみの計画で、実態把握は確実にされているか。
A1972年からかなり時間が経過しているが、当時、既に事業を止めていてPCB保管者の当事者である自覚がない小規模事業者への連絡は確実に行われているだろうか。
B不法に投棄はないのか。
今後も、監視委員会が機能し、当初、市民がつけた条件が守られるなかで確実に処理されるよう注視していく必要があります。
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