子どもたちの未来を守るために
“不戦と核廃絶の誓い”を世界に拡げます

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ヒロシマ・ナガサキの被爆から63年目の夏です。

福岡県八女郡星野村では、広島原爆の残り火が、世界平和を願うシンボルとして、今も燃やし続けられています。
同村出身の故・山本達雄さんが、広島原爆投下から約1カ月後に、被爆死した叔父の家でくすぶっていた火を、携帯カイロに点火して、福岡の家に持ち帰りました。「この火が叔父を殺した」と当初は怒りと恨みの気持ちが強かったとのことですが、彼の祖母が、死んだ息子を思いながら、火鉢の中で火を守り、朝夕仏壇に火を灯す姿を見て、「復讐は復讐を呼ぶだけ。この火を平和のために使おう」と思うようになったとのことです。1968年に星野村に「平和の塔」が建立され、原爆の残り火は、この塔の最上部で今も燃え続けています。
星野村の原爆の残り火は、世界平和を願うシンボルとして、日本各地に分火され、灯され、守られています。

年々、原爆や戦争の記憶は遠いものとなっていきます。しかし、戦争に繋がりかねない諍いや、人の命と人権を奪う暴力は、私たちの日常の中にあります。

九州に暮らす私たちにとって、ヒロシマ・ナガサキ・オキナワの歴史は身近なものです。また、東アジアの国々もまさに隣人と感じられる近さにあります。
同じ過ちを繰り返さないためには、過去に何があったのか、ひとりひとりの“生”が“命”がどのような扱いを受けたのか、自国中心の歴史のとらえ方から脱し、すべての国が歴史の事実を直視し、共有し、次の世代にもしっかり伝えていくことこそが必要だと実感しています。

私たちは、被爆国・日本の国民として、こころの底から、訴えます。

◆立場を超え国を超えて、被爆者の痛みと苦しみを共有化し、いかなる理由があろうとも、二度と核兵器の使用は行わない・行わせないこと
◆恒久平和を約束する憲法9条を守り、日本を戦争のできる国にしないこと

子どもたちの未来を守るために、私たちはローカルから、不戦と核廃絶の運動を拡げていきます。
2008年8月9日
ふくおかネットワーク 共同代表 外井 京子