「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」
日本国憲法は十一章までありますが、その前にこの憲法の理念をしめす、前文があります。そこには、戦争を経て、そのおろかさと悲惨さを実感し、二度と繰りかえさないという強い決意と、世界平和への誓いが書かれています。
わかりやすい文章で、簡潔にこの日本が進むべき道を示したこの前文を読んで、日本国憲法ってかっこいい! こんなかっこいい憲法を持っている日本ってかっこいいと思いました。すべてを掲載したいところですが、私が特に萌えた部分を抜粋します。
武力や兵力の脅しで他国と接するのではなく、平和を愛する気持ちを信頼して、私たちの平和を護るという決意は、ただのきれいごとでしょうか?あの戦争が終わった直後の、心からの決意だったのではないでしょうか?
今、そのかっこいい日本が、諸国民の公正と信義を信頼しないやりかたで、われらの安全と生存を保持する道へ進もうとしています。このままで、未来のこどもたちに平和な地球を手渡してやれるのでしょうか?一人一人が、自分のこと、将来の子ども達のこととして考える時が来ています。『誰かが』でなく『自分』で。
(T140)