世界には,今も1万3千発以上の核兵器があります。ロシアのウクライナ侵攻が始まって以来、核兵器によって国の安全を保とうとする声が高まっています。このような世界情勢の中、8月1日~26日に核不拡散条約(NPT)再検討会議が開かれています。被爆地・広島選出の岸田文雄首相は、日本の首相として初めて出席しています。
しかし、集団的自衛権の解釈改憲や安全保障関連法案を強行採決した自民党の首相が、本気で「核兵器のない世界を」望んでいるのか疑問です。憲法の平和主義を守らず、戦争ができる国に変えようとする自民党政権を信頼することはできません。
一方で、戦後77年、広島市では被爆体験証言者の思いを受け継ぎ伝えていく「被爆体験伝承者」の養成を続けています。二度とこのような悲惨な出来事を繰り返さないよう、福岡に住む私たちも敗戦と被爆の経験をともに伝承し、政府に平和の意志をしっかり見せていく必要があります。
ふくおか市民政治ネットワーク・古賀は、戦争と核兵器のない平和な世界への第一歩として、日本国は核兵器禁止条約に批准するべきと考えます。