
現場の声を聴く~介護の現場から~
元ネット・那珂川事務局長で今はワーカーズ連合会福祉ワーカーズ委員長をされている水磨静香さんから介護現場の話を聞きました。
介護保険制度は、原則3年毎に見直しが行われています。2024年には、介護報酬の改定が行われました。処遇改善や報酬引き上げが行われていますが、訪問介護の報酬単価は引き下げられています。
これを受けて、水磨さんが所属する社会福祉法人グリーンコープは、介護保険を所管する厚生労働省に意見書を提出されました。
意見書を提出するにあたり、訪問介護事業所と従事者にアンケート調査をしており、その結果も合わせて提出されています。
意見書を提出に至った経緯や、国・県の受け止めなども聞かせていただきました。
地方都市では、1件の訪問介護をするのに、片道30分や1時間かけて行くことがあります。日常的にある事ですが、この移動のための時間には報酬は支払われません。
高齢化が進むなか在宅介護を支えるのは、日々訪問してくれる訪問介護員(ヘルパー)さん達です。昨年の訪問介護報酬の引き下げは、事業に従事するヘルパーさんのモチベーションを下げ、労働意欲も奪っています。
アンケートには、訪問介護を担う方々の悲痛な声が書かれていました。
慢性の人材不足に悩む介護現場に、追い打ちをかけています。
「高齢になっても住み慣れた地域で暮らしたい」という思いに寄り添う訪問介護事業の継続のために声を上げなくてはならないとの思いで意見書を提出されたということでした。
次の改正は2027年です。もう議論が始まっています。地域包括ケアシステムの推進、深化が進められ自治体が担う役割が増え続けています。
各自治体・事業所から「制度はあってもサービスなし」ということにならないよう声をあげて行く事が必要です。
介護保険が必要な人が必要なときに使えるように。そして、介護従事者がいないという事態にならないように、私たちは介護の現場と連携しながら自治体に声を届けていきたいと思います。
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