
ニューヨークの光と影
6月中旬から、1週間ニューヨークに行ってきました。
直前にはロサンゼルスで、移民の大規模な摘発に抗議するデモで一部が暴徒化したことなどから、アメリカの他の地域でもデモが起きてるとのニュースも流れていましたので、周りの人たちからは、口々に「大丈夫? 」「1人で?」など
心配されましたが、 実際行ってみると、マンハッタンの中心地タイムズスクエアでも、特にそのようなデモは起きてなくて、滞在中に入ってきた、『アメリカがイランを爆撃』というニュースの後も、一度だけ地下鉄構内で、
1人静かに『イランを攻めないで』と書かれたプラカードを持ってる人に警官が話してるのを遠くから見ただけでした。ただ、時にはマンハッタンのあちこちで、デモなど行われるので、私がそのような場面に遭遇しなかったということです。
ニューヨーク1番の繁華街、タイムズスクエア他、
いわゆる観光地では国内外からの観光客で溢れて、1人でも怖い経験はしませんでしたが、どこに行っても日本人に全く会わなかったのは、円安の影響と上記でも述べたような政情不安定さが、避けられる要因なのかもしれません。
実際のところ、アメリカ在住の友人には、トランプタワーには近寄らないように!と忠告されましたし。
42年振りのニューヨーク!『自由の女神』🗽は、変わらずそこにいました。が、
『果たして、今のアメリカは、自由に物が言えるのか?』そんなことも考えながら、
下船後は、世界最大のニューヨーク証券取引所のあるウオールストリート街を通って、同時多発テロでビルが崩壊した後、新たに建てられたワールドトレードセンターなどがある地区へと、徒歩で移動しながら思った私でした。
ニューヨークと言うと地下鉄は危ないのではないかとよく言われていますが、
実際のところ、ネズミが線路の上をちょろちょろし、汚い地下鉄駅構内は、昼間でも人気のないところも多く、始めは大丈夫かなと思いましたが、階段に座ってるホームレスや物乞いの人たちには、近寄らず、目線を合わせないようにしてさっさと歩き、トラブルを避けるようにしました。
複雑な地下鉄網での移動も、始めは、乗り間違えたりもしましたが、
次第に慣れました。
(地下鉄はクレジットカードをタッチするだけで簡単に乗ることができます。日本もそうなってきてますね)車内にも、紙のコップを持った物乞いの人や、
赤ちゃんをおぶった女性がお菓子を箱に入れて売っていました。
その様子を見てると中には、紙幣を入れてあげたり、声をかけてる人もいましたが、私にはそこまでのアクション取るには滞在期間が短かすぎました。
また、車内は、空いてることが多かったのですが、立ってると、1人の男性が、
私とアメリカ人の高齢女性両方に声をかけてくれて座るようにと席を譲ってくれました。
その女性は笑顔で「私は地下鉄で立ったことはないのよ。」 って。いいことです!
ただ、中には、スマホに夢中になってる若者もいて、これは日本も同じだなって思った部分でした。
今回、目についたのが、ロックフェラーセンターやニューヨーク市立図書館など
様々な建物の前に掲げられてるレインボーカラーの旗!!
普段なら、世界の国旗や星条旗が掲げられてるので、友人に確認すると、
6月末にはNew York Pride Parade という大きなイベントが行われるからだそうでした。今の政権は、Diversity 多様性を排除する動きが目立ってきてますが、このイベントが無事に行われたのは、よかったです。
帰国の際、空港まで乗ったイエローキャブ🚕 !
乗り心地が良く、外国では珍しい自動扉!! と感心してたら、まあ、TOYOTA車でした!!以前、トランプ大統領は日本は、なぜアメリカの車を買わないのか?と言ってましたが、まあ納得の回答になりますね。
光と影の二面性を持つ都市、ニューヨーク!!
今回は、bucket list の1つが叶えられましたし、これが最後と思って行きましたが、どんなに移動が不便で(特に階段) 、無愛想だったり、(全員じゃないです)、
場所、時間帯によっては、安全ではない(それは日本でも最近そうですが) それでも魅力的で、また機会あれば行きたいと思わせる街でした。その時には、また本当の自由が戻ってますように!
運営委員K
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