母との生活の中で ②

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2025.06.09

 海外で働く弟が、1年に1回日本に帰ってきます。

 帰国するとまず、母が暮らす実家に2,3泊します。

 最近、母は認知症がずいぶんと進んでいるので、話し終えて何分もたたないうちに、また同じ話を繰り返えします。

 私にとっては、いつものことなので、「また同じ話をしている」などと母に言うことをせず、聞いています。聞くのが辛くなってくると、「お茶を入れて」などと用事を頼み、うまく他の話に変えたりしています。

 そんな様子を見ていた弟が、「姉さんはすごい!」と感心していたことを弟のお嫁さんから聞きました。

 話を繰り返す母に悪気はないし、怒っても認知症が治るわけではありません。多分、本人が一番困っているのではないでしょうか。それに、将来、自分も認知症になり同じようなことをしているかもしれません。

 私は今までに何回か、「認知症サポーター養成講座」などの学習会に参加しました。そこで認知症の特性などを知ることができたので、母の世話をする上で役に立っているのかなと思います。人はいくつになっても、繰り返し学習したり、経験者の話を聞いたるすることで、身につくものなんだと思いました。

 最近はスーパーの店員さんが「認知症サポーター養成講座」を受けていらっしゃるようで、高齢者に優しく対応されている姿を見かけます。地域住民みんなが認知症のことを理解していれば、誰もが住みやすい優しいまちになると思います。

 今、身近に認知症の人がいなくても、認知症について知っておくことはとても大切だと思います。機会があれば、講座を受けてみられたらどうですか?

 私もまた講座を受けたいと思っています。受けるたびに新しい発見があります。

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