
あの日から10年
9月19日は何の日かご存じですか?
ちょうど10年前、2015年9月19日に安全保障関連法が成立しました。
憲法解釈を変更し、集団的自衛権を一部容認しました。これにより自衛隊を海外に派遣できるようになりました。そして海外で他国軍へ弾薬や燃料の供給、武器や兵士を輸送するなどの後方支援を行うことができるようになりました。軍事行動の歯止めがきかず日本が他国の戦争に巻き込まれる可能性が高くなりました。
日本は憲法9条のもと、戦争、武力による威嚇または武力の行使は永久に放棄すると誓いました。武力は何も生みだしません。
皆さんは「平和」とはどのような状態のことだと思いますか?
私は単に戦争がないということだけではないと思います。暴力や危険な目にあうことがない、毎日安心して日々を過ごすことができる、眠ることができる、そのような状態だと思います。日本は悲惨な太平洋戦争を経験したからこそ諸外国と友好関係を結び、戦争を起こさないように外交努力を尽くすべきです。
この2、3年の物価高騰により、私たちの暮らしはますます厳しくなっています。しかし、防衛費は2024年度は7兆9,000億円、2025年度は8兆7,005億円と毎年約1兆円ずつ増額されています。そして2026年度概算要求は8兆8,454億円を計上しています。
防衛予算を増やすよりも、もっと私たちの暮らしの為の予算を増やすべきです。子どもたちの約9人に一人は貧困状態にあると言われています。当たり前の暮らしができないのです。高齢者にも生活が苦しい人がいます。もっと教育、医療、福祉の分野に国の予算をまわせば大学教育の無償化、医療の保険料の値上げが不要、子育て介護のさらなる支援ができると思います。
国はもっと私たちの暮らしを良くすることを最優先に考えて欲しいと思います。
私たちふくおか市民政治ネットワークは、「平和」と「いのち」を何よりも大事にし、市民の暮らしを守るための活動をしていきます。
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