田んぼと除草剤

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田んぼと除草剤

ネット古賀

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2022.09.05

青々とした田んぼ、あぜ道だけが黄色い、雑草だけが枯れている不思議な光景ですね。これ、除草剤をまいた跡です。

雑草は枯れても、私たちの口に入るお米は大丈夫かな?カエルやタニシやアメンボたちは、生きているのかな?

実は、除草剤はホームセンターで簡単に買えます。代表的な物は、アメリカのモンサント社製「ラウンドアップ」です。テレビCMでよく目にしますが、WHOも発がん性を認める危険な化学物質です。

ラウンドアップの発がん性や遺伝子への影響が問題になり、2013年に始まった「反モンサント・デー」。その後フランスやスイス、ドイツ、アメリカ、カナダなど数百の都市で、使用反対のデモ行進を行っている。抗議行動の高まりの中で、世界各国ではラウンドアップの使用禁止や販売中止、輸入禁止になっています。それなのにそれに逆行して日本では、内閣府食品安全委員会が「ラウンドアップは安全」と承認し、農協が使用を推奨しています。

世界中で規制が強化され、売先を失った「ラウンドアップ」が、日本のゆるーい法整備のせいであなたのお庭から農地にいたるまで気軽に使用されているんです。

超高齢化社会と言われる日本では、除草剤の手軽さは魅力的に見えます。でも、本当の事を知っていたら、使いたくないと思う農家さんもいるのではないでしょうか?

私は、日本市場に安心安全な食べ物が流通するよう、農薬残留基準を緩和するのではなく、厳しい法整備を望みます。


ネット古賀 田中美樹

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古賀市議会議員