
福岡の海が南国化?
先日、朝のテレビ番組で「豊かな漁場がある、宗像市の沖ノ島近海に来ました。」というアナウンサーの声が聞こえてきました。その日は、福岡の海の現状を知るために番組スタッフが現地で釣りをしてみようという企画でした。
神湊(こうのみなと)から漁船で約90分のスポットで、いよいよ釣りを開始すると、最初にかかったのが、旬のイサキでした。次々とイサキが釣れる中、背中は青だが腹部など赤みを帯びた魚が釣れました。
船長が「これが沖縄料理で有名なグルクンですよ。数年前から南国の魚がかなり釣れるようになり、両氏の間で話題になっている。」と言われました。

この番組は「ふるさとの環境~海と緑を考える~」プロジェクトの一環でした。後日、福岡工業大学の乾教授(環境社会学)に取材されていました。
「温暖化により、亜熱帯系の魚が福岡近海まで来ていて定着しつつある。この100年で海水温が約1.3℃上昇したことが原因であり、人にとって夏の気温が10℃上昇するような激変だ。」と説明されました。
一方で、以前よく玄界灘でとれていた魚や貝が減少しています。福岡県の漁獲量は、この5年間で約3分の1になっています。

また、磯焼け(海の砂漠化)対策として、宗像市ではウニの陸上養殖が始まり、事業化を大学と企業が協働で進めています。サーモンの陸上養殖も行われています。
私は子供時代、周防灘に面した町で育ち、魚屋さんが多く、食卓には毎日魚料理がありました。新鮮な刺身も安価に入手できました。
魚は、日本人の食生活には欠かせないと思います。
しかし、近年、漁船の燃料費や資材の高騰などもあり、漁業の未来は、楽観できません。次の世代でも漁業が継続できるように、漁業関係者だけでなく、私たち市民も関心を持ち、何ができるのか考えていきたいと思っています。
みなさんも、環境のことを一緒に考えましょう!
運営委員 H
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