自主解散決議案が町長宛に提出されたことを受け、7月19日に臨時議会が行われました。
ネット・那珂川は町長選と町議会の同日選挙について、税金の削減、選挙事務の負担軽減、投票率向上の期待などが考えられ、メリットについての認識はあります。しかしながら、2つの理由で今回の自主解散においては反対の表明をしました。
反対理由の1点目は、自主解散については特例法が法律で定められています。議員の思惑で簡単に解散ができないように非常にハードルが高くなっています。まずは世論の動向に鑑みること。これは住民からのリコールや請願書、陳情書があります。
次に4分の3以上の出席議員で議会が成り立ち、更にそのうち、賛成議員が5分の4以上で議決となります。
那珂川町でこの間、自主解散に関するリコールや請願書や陳情書の提出はありません。つまり、「世論の動向に鑑みる」と言える根拠はありません。
2点目の理由は、新人候補者が公平な選挙を競えるか疑問なことです。予定より半年の前倒し選挙であり、投票日の40日前に選挙が行われると決定された場合に、公平感はあるでしょうか。このような事が認められたら民主主義の後退とも言えます。
家計でもお金の使い道のメリハリはありませんか?削れるところは削り、たまのお楽しみや誰かが喜ぶところには使う。自治体財政も規模が大きい家庭の財布と同じだと考えています。
自主解散決議に関する決議案は出席議員が5分の4に達さなかったため採決に至らず、流会となり、スッキリしない議会でした。