岡垣町のオレンジカフェ"ひなたぼっこ” で、2月にマレーシア・シンガポール戦没者慰霊巡拝団の一員としてお父さんの最期の地を訪問したTさんの話を聞きました。
昭和18年12月28日に召集され、幸せに暮らしていた家族は突然戦争の渦の中に巻き込まれ、かけがえのない存在だったお父さんは出征していきました。当時Tさんは4歳、弟は2歳、妹はまだ産まれてなく、お母さんは25歳でした。
お父さんの所属部隊は昭和20年6月に連合軍との激戦となり、北ボルネオでマラリアと飢えも加わり、18,000人の命が奪われてしまったそうです。
オレンジカフェに集まった人たちは、戦前、戦中、戦後を知る方たちですから、自分たちが経験したことを語り合いました。
「女学校に入学した翌日から竹やりを持たされた」「残された家族の苦労は並大抵ではなかった」「やっぱり、戦争はいかん!」「憲法を変える動きがあるけど、とんでもない」「9条は大事」「憲法に自衛隊を明記したらいけん!」
今の安倍政権の憲法を変えようという動きに、身を以てNO!と言っています。
2015年9月19日に安保関連法が強行採決されたあの時を忘れることなく、平和を語っていきたいと思います。